Press Release
2025.08.05

ChillStack、AI不正検知において精度と信頼性をより一層向上させる技術で特許を取得

〜不正経費自動検知クラウド「Stena Expense」の信頼性と精度を向上〜

AIを用いた高精度な不正検知サービスやサイバーセキュリティサービスを開発・提供している株式会社ChillStack(本社:東京都渋谷区、代表取締役:伊東 道明、以下「ChillStack」)は、申請された経費に対するAI不正検知において、精度と信頼性をより一層向上させる技術の特許を取得しました。本特許技術により、不正経費自動検知クラウド「Stena Expense」の信頼性と精度を向上させてまいります。

◼️特許取得の背景と目的

近年、企業のバックオフィス業務、特に財務・経理部門では、業務プロセスのデジタル化が急速に進んでいます。しかし、その過程で生成される膨大なデジタルデータを、不正検知やガバナンス強化のために十分に利活用する取り組みはまだ始まったばかりで、AIの本格的な浸透には至っていません。
一方で、企業に対するコンプライアンスやガバナンスへの社会的意識は高まり続けており、今後ますますその重要性は増していくと予測されます。

こうした状況において、ChillStackはより精度の高い不正や不備の検知措置をとれるよう技術開発を進めてきました。

◼️特許概要

特許番号:特許第7653741号
特許権者:株式会社ChillStack
発明の名称:検知情報、情報提供方法、およびプログラム
登録日:令和7年3月21日

この技術により、システムは申請された経費データが完全でなくてもエラーで処理を停止することなく、取得できたデータの範囲内で不正や異常を検知結果として出力します。これにより、利用者の利便性を損なうことなく、より汎用的かつ抜け漏れなく不正検知を行うことが可能です。

◼️今後の展望

本特許技術を核に、「Stena Expense」の機能強化を進めてまいります。具体的には、外部情報(例:「駅すぱあと」のルート検索データなど)を活用した妥当性確認機能など、より多角的で高度な不正検知を実現する機能を追加していく予定です。

ChillStackは、最先端のAI技術とセキュリティの知見を融合させることで、経理部門をはじめとするバックオフィス業務のDXを推進し、企業のガバナンス向上と業務効率化の両立に貢献してまいります。


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