2026.05.27

大規模組織のガバナンス強化と経理DXを加速。Stena Expense、エンタープライズ向け新機能を大幅拡充

AIとセキュリティで官公庁と大手企業の挑戦を支える株式会社ChillStack(本社:東京都渋谷区、代表取締役:伊東 道明、以下「ChillStack」)は、不正経費自動検知クラウド「Stena Expense」において、数千人規模の従業員を抱えるエンタープライズ企業向けに3つの新機能を追加しました。

新機能により、これまでの「明細単位の異常検知」に加え、個人・部署・期間という軸で経費データを横断的に分析することができるようになりました。AIと統計アルゴリズムが不自然な申請傾向やリスクを自動で可視化するとともに、確認・修正のコミュニケーションを明細上で完結させることで、大規模組織における監査業務の効率化とガバナンスの高度化を支援します。

開発の背景:大規模組織における経費監査の限界               

多くの企業で経費申請のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進み、ペーパーレス化や業務効率化が着実に広がっています。その一方で、従業員が数千名を超えるエンタープライズ企業の経費監査の現場では、「デジタル化によって蓄積された膨大なデータをいかに監査・分析するか」という新たな課題に直面しています。
月間数十万件におよぶ申請を一つずつ確認する従来の目視点検は、あくまで明細単体の整合性を追う「点」の確認にとどまります。しかし、本来あるべき不正検知には、個人の申請傾向を時系列で追う「線」の視点や、組織全体の支出傾向を俯瞰する「面」視点での分析が不可欠です。
こうした横断的なデータ分析には高度なスキルと多大な工数が必要なため、実務では十分な分析が行われないまま後回しにされるケースも少なくありません。その結果、単一の明細では判別できない巧妙な不正や、組織に潜在する非効率な支出が見逃され続けるという、大規模組織ゆえの構造的なリスクを抱えています。

今回の機能アップデートでは、AIと統計アルゴリズムが経費データを横断的に分析し、不正の予兆や傾向を自動で可視化します。これにより、属人的なスキルや膨大な工数に依存することなく、エンタープライズ企業のガバナンス強化と監査業務の効率化を支援します。

エンタープライズ企業向け新機能について            

1.申請傾向分析(個人・部署別)

従業員個人および部署ごとの申請実績を多角的に分析し、「人」と「組織」それぞれの申請傾向を可視化することで、不自然な傾向を瞬時に特定する機能です。
金額や件数の推移、統計的なばらつきをグラフ化することで、単一の明細確認では見落としがちなリスクを自動で抽出します。特定の個人による巧妙な不正だけでなく、「特定の部署だけ支出傾向が平均値から大きく外れている」といった組織単位のガバナンス不全もひと目で把握できます。

2.ウォーターフォール図による「期間比較」

前月比や前年同月比など任意の2期間における経費データの差分を、項目ごとの増減として階段状に可視化する分析機能です。「どの項目が全体の増減に影響を与えたのか」を瞬時に特定し、増加・減少を色分けして表示。優先的に確認すべき項目をひと目で判断できるため、分析担当者の工数を大幅に削減します。また、マネージャー層への報告においても「差分の内訳」をわかりやすく共有でき、データに基づいた迅速な意思決定を後押しします。

3.メンション・通知機能

経費明細ごとのコメント欄で、特定のユーザーを直接指定できるメンション機能です。申請内容の不備や確認事項が発生した際、チャットツールのように対象者へ通知を送ることができ、通知を受け取った担当者は該当の明細へ直接アクセスできます。確認依頼や修正対応をスムーズに行えるため、経費精算業務におけるコミュニケーション効率を向上します。

不正経費自動検知クラウド「Stena Expense」                

企業の個人立替経費の申請・承認データを元に、監査AIが自動的に不正や異常・不適切な明細を検知するシステムです。経費精算ソフトから出力したCSVデータを独自のAIで分析することで、「重複申請」や「交通費の水増し」などの不正な経費を検知することができます。さらに、統計的な観点から個人・部署・期間を軸に横断分析することで、特定の個人や店舗における多頻度利用、社員間の比較による金額や利用頻度の異常などを自動的に検知。経理・監査部門の業務工数を削減しながら、組織全体の内部統制の強化を実現します。


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