2026.04.14

経費不正の”兆候”をAIが検知。Stena Expense、不正リスクの高い申請者を自動で特定する新機能をリリース

AIとセキュリティで官公庁と大手企業の挑戦を支える株式会社ChillStack(本社:東京都渋谷区、代表取締役:伊東 道明、以下「ChillStack」)は、不正経費自動検知クラウド「Stena Expense」の新機能として、「リスクランキング機能」の提供を開始しました。

本機能は、AIが経費データを解析して申請者ごとのリスクスコアを算出し、不正リスクの高い申請者をランキング形式で可視化します。これにより、監査担当者は優先的に確認すべき対象を特定でき、不正の早期発見と監査業務の効率化を同時に実現します。

開発の背景:深刻化する内部不正と「発見の遅れ」

経費精算における不正は、明細単位の目視確認では露呈しにくく、1件あたりが少額なことも相まって多発・長期化しやすい傾向があります。公認不正検査士協会(ACFE)の調査によれば、不正発覚までの期間は平均18ヶ月におよぶとされています。(※1)

長期化する被害を最小限に抑えるには、早期発見に向けた迅速かつ正確な検知技術が求められます。しかし、膨大な経費データを限られた時間で目視確認するには限界があるとともに、人間による明細単位のチェックだけでは、統計的な違和感まで見抜くことは困難です。結果として、監査の形骸化や不正の常態化を招く一因となっています。

このような課題を解決し、経費利用の健全性を高めるため、Stena Expenseは新たに「リスクランキング機能」を開発しました。本機能は、申請者の経費利用パターンを複数のリスク指標で定量化し、不正リスクが高い申請者をランキング形式で可視化します。明細単位の目視チェックでは困難だった統計的な利用傾向の分析を行い、監査対象の優先順位付けを自動化することで、不正の早期発見と監査の高度化を同時に実現します。

(※1)出典:公認不正検査士協会(ACFE)「Occupational Fraud 2024: A Report to the Nations」https://www.acfe.jp/wp-content/uploads/2024/07/RTTN_2024_JP1-.pdf

「Stena Expense」のリスクランキング機能について

「Stena Expense」は企業の個人立替経費の申請・承認データを元に、自動的に不正や異常・不適切な明細を検知するシステムです。「リスクランキング機能」では、独自のAIアルゴリズムにより膨大な経費データを解析し、過去の不正パターンや不自然な申請傾向をもとに申請者ごとのリスクスコアを算出します。このスコアをもとに不正リスクの高い申請者をランキング形式で可視化することで、優先的に確認すべき対象を特定できます。

主な機能

レーダーチャートによる多角的なリスク評価

申請者の経費利用パターンを「9つのリスク指標」で評価し、レーダーチャートで可視化します。部署内での申請傾向を多角的に捉えることで、数値だけでは見落としがちな不正のパターンをひと目で識別することができます。

判定結果に基づく対策の提示

算出された9つのリスク指標と検知結果に基づき、申請者ごとにリスクの評価結果を生成します。リスクの性質に応じた3段階のアラートレベル(高リスク・要注意・情報)が付与され、確認すべきポイントと具体的な対応策(例:領収書原本との照合、特定取引先との取引内容の精査)を提示します。これにより監査担当者は確認項目の特定だけでなく、初動対応の判断までスムーズに行うことができます。

ウェビナーのご案内                         

本機能のリリースに際し、多数の企業で内部統制を支援してきたリックアンドカンパニー代表CEOの齊藤氏をゲストに迎え、パネルディスカッションを開催いたします。

DX時代の内部統制アップデート|「攻めと守り」の経費管理

開催日時:2026年4月20日(月)11:00〜12:00

形式:オンライン開催(Zoomウェビナー)

参加費:無料(事前登録制)

登壇者:リック・アンド・カンパニー合同会社 代表CEO 齊藤 佳明(公認会計士・税理士)

    株式会社ChillStack 取締役COO 中道浩之

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